2015年3月、広西省で香港シンガポール国際学校の高校生たちが
地元南寧の学生と一緒に、大新県バーグアン快復村でワークキャンプを行いました。
JIAのキャンパーが参加するワークキャンプが開催されるのは通常1-2月、7-8月ですが、
今回は、香港シンガポール国際学校と日程を調整し、JIAの南寧地区委員会が
協力してくれる形で、今回のキャンプが実現しました。
4泊5日のキャンプは終日雨もしくは曇りと、あいにくの天気…
それでも、学生たちは村人の家で食事をしたり
家の掃除をしたり、村人に地元料理を教えてもらったりしながら
あっという間の時間を過ごしました。
最終日前日には、「もう一日滞在をのばせないのか」という声が
高校生の間から上がっていました。
香港の生活になじんだ彼らが、村で何をどのように感じるのだろうか。。と
キャンプの初めは多少の不安もありました。
けれど、快復村というまったく新しい環境の中で、それぞれが
心の中で感じたことがあったようです。
キャンプが終わってから、参加者からこんな声をいただきました。
「これまで何度も泊まり込みでのボランティアをしてきた中で、実際にボランティア対象者と同じところに泊まったり、一緒に食事をしたりする経験は今回が初めてだった。初めは戸惑いがあったけれど、まるで家族のように受け入れられた。つながりを持って、より深い関係を築けたことがとても印象的だった。」
「家族とは、必ずしも血縁関係だけではないんだと思った。村の人と一緒に机を囲んで、同じものを食べて、これが家族なのだと感じた。」
彼らはこの村から、どんな思いを香港に持ち帰っていたんでしょうか。
そして、村での気付きをこれからどのように生かしていくんでしょうか。
村での出逢いが、彼らの新たな世界の1歩につながっていくことを願っています。