現在JIAのワークキャンプを運営しているのは、
中国各ハンセン病快復村の周辺にある大学の学生ボランティアです。
彼ら/彼女らが自主的にワークキャンプを企画し、運営、参加しています。
この学生キャンプには参加できないけれど、ハンセン病快復村での
ワークキャンプを体験したいという要望を受けた際、JIAオフィスは
複数の参加者がいる場合、別途ワークキャンプを開催しています。
大学の休暇に合わせて開催される学生ワークキャンプとは異なり
参加者がある程度自由に村を訪問する日程を指定することができます。
この際、村でのワークニーズ調査、事前準備、キャンプ中のコーディネートなどを、
JIAオフィススタッフが主体となって行っています。
今年から、このオフィス主催のワークキャンプに新たな団体が加わりました。
香港にある、シンガポール国際学校(SIS)です。
SISでは、毎年高校生たちが数日間のボランティアプログラムを企画しています。
今回その参加先の一つとして、JIAワークキャンプが選ばれました。
活動にあたり、まずはJIAがどのような活動をしているのかを知ってもらうために
●月●日、JIAスタッフが香港SISを訪問し、活動説明会を行いました。
参加したのは、SISに通う中学生高校生、約500名です。
説明会前は、中学生や高校生にハンセン病やワークキャンプが伝わるのか
不安な気持ちもありましたが、ふたを開けると大成功。
たくさんの質問が学生から挙がり、直接話を聞きに来る学生もいて
開催に向けて、期待が大きく膨らみました。
これからSISでは、学生たちが自身で活動に参加するメンバーを決定します。
また、学生がチャリティーバザーを企画してキャンプに必要な費用を集めたり
中国に来て、JIAスタッフとハンセン病快復村での下見に参加したりするなど
積極的に、活動にかかわっていきます。
彼らのような若い世代がハンセン病を知り、ワークキャンプを通して
人と人とのつながりを生み出していくことは、とても意味の大きいことです。
村への下見は今年の12月、ワークキャンプは来年の3月開催を予定しています。
どのようなキャンプになるか、今から目が離せません。