キャンパー結婚式@広西省龍州村
2ヶ月前の2014年7月、広西省チワン自治区にある龍州ハンセン病快復村で
JIAでキャンプに参加していた2組のキャンパーが結婚式を挙げました。
この日のために、多くの学生がボランティアスタッフとして数日前から村へ行き
飾り付けや食事、出し物の準備を行っていました。
けれど、結婚式当日に広西省を襲ったのはまさかの大型台風。
気象庁は、当日の台風は風速44m/秒を超えると予測しました。
当日参加する予定だった古いキャンパーの飛行機は飛ばず、村は停電までする騒ぎ。
せっかくの結婚式なのに、、、と思われるかもしれません。
けれど、実際には、雨にも風にも負けない、すばらしい結婚式となりました。
当日結婚した新婦の一人は、こう話しました。
「村で結婚式を挙げた理由は、私と夫の中心にいつもワークキャンプと村があったからだと思います。付き合い始めた時から、将来は村で結婚式を挙げたいと話していました。
以前、別のキャンパーが2組村で結婚式を挙げた時も雨でした。雨の呪いなんて信じない!と思っていた結果、村へ入る2日前に台風予報が出されてしまいました???。
台風のおかげで、式に協力してくれた皆には本当に苦労をかけました。バスの変更、列車の遅延、休止、、本当に涙が溢れそうでした。最終的に来られなかった友達にも、悔しい思いをさせました。たくさんの辛さや苦しさ、暖かさを感じながら、私たちはみんなに祝福されて式を挙げることができました。
式の前日に村へ入ると、すでにボランティアスタッフの学生がたくさんの準備をしてくれていました。おじいちゃん、おばあちゃんが私を呼びます。村からずっと離れて生活していたけれど、着いた途端にこの場所に戻って来た、と感じました。
台風、大雨、停電のおかげで、準備していた映像は見られず、綺麗な電灯もつけられず、出し物もできず。でも、そんなこといいんです。いつだってどこだって、楽しむ方法を見つけられるのが私たちキャンパーです。パーティーは本当に楽しかった!あの雰囲気は、そこにいた人しか決してわからないと思います。
最後に、村長が言いました。「この村で、結婚式を挙げてくれた人は今まで誰もいなかった」。???もしかしたら、それこそが私たちがこの場所で結婚式を挙げたもっとも大きな理由かもしれません。」
隔離されていたハンセン病快復者が、新しく人をつなぎます。
つながった人たちが、また新しい世界へ進んでいきます。
私たちの活動は、そうやって未来を創るということではないかと思います。
4人の結婚、本当におめでとうございます!